レナード・バーンスタイン メモリアルBOX

ドリームライフのDVD廉価版7枚組を買った。70年代の精悍なバーンスタインは本当に素晴らしい。この後巨匠然としてくるその前のバリバリの時代の映像。画像の質も音の質も悪いものが多いがそれでも記録としての価値は十分。それにしても映像の監督というのはどうしてこんなにセンスのないのが多いのか。わけもわからずにオケを遠景から写してみたり、どうでもいいソロを長々と写してみたり、そんなもんを誰がみたいのか。第九はご存知ハンフリー・バートンであるが、それでもその後の馬鹿らしさより少しはまし。どうしてこういう御仁が映像を取り続けることができるのか、七不思議である。音楽のわかる映像作家が必要だ。