2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

魂の午前三時

柴田元幸・高橋源一郎「小説の読み方、書き方、訳し方」より高橋の発言 保坂(和志)さんもずっとゴロゴロしているようだけど、あるとき魂の 暗闇の午前三時に行ってきたに違いないと思わせるところがあるじゃない ですか。・・・でも「俺は魂の午前三時から…

サリンジャー死去

サリンジャーが亡くなった。91歳。読者には前から死んでいたようなものだが。 NYT http://www.nytimes.com/2010/01/29/books/29salinger.html?hp ル・モンド http://www.lemonde.fr/culture/article/2010/01/28/l-ecrivain-j-d-salinger-est-mort_1298315_3…

何ゆえに

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/?of=1 自民党の林芳正の質問について、民主党の大臣面々の答弁ぶりにちゃちゃを 入れているが、こんな東大法学部出の元商社マンが「乗数効果」とか 言い出すことがお笑いでしょう。この大学の法学士でまともな経済を 論じる…

おバカな話

いやあ、比較文学ならぬ比較文化、しかも地方三流大学の非常勤講師50歳、 こういう授業は税金を使っている大学でやる必要があるのか。 まず、馬鹿な私立大学から事業仕分けの対象だろう。 こういうのは朝日カルチャーセンターくらいにしておいてもらいたい。…

インチキレポート

IPCC 2007年の第四次報告書の中で、ヒマラヤの氷河が2035年にも 消失するとの記載が一般の科学雑誌やNGOが根拠も無く書いたものが そのまま載っていたという話。 発端は1月17日英国のサンデータイムズがデータの信憑性に疑問を呈したことらしい。 その記事は…

しかし、それだけではない。

医学博士加藤周一さんの喫煙風景 猫猫先生、とくとご覧あれ。 http://www.ghibli.jp/kato/mov.swf - 神保町東京堂書店の平積み台に「中島敦殺人事件」がようやく登場。 まだ、初版だった。 これが売れても印税は入らないらしい。

読む行為

直木賞の発表があったが、今回受賞された方の作品は読んだこともないし、これからも読みそうにない。 こういう小説を読んで何かを得るということはあるのだろうか。 映画館で時間をつぶすようなものなのか。それでも一方的に情報を流してくる 映画やテレビと…

中国政府VSグーグル

中国進出企業は、独裁国家を支持しているのではない、とか言い訳をしていたのだが、 これで流れは変わるか。 金儲けできれば、何でもだまってしまうというのは今流行のCSRではどうなっているのか。 かつてジーンズ会社のレーバイスが中国政府の政治的抑圧…

田川建三・荒井献問題

このお二人の間にはいろいろあるのであるが、あまり論じた人がいないのでは。 勝負が付いているからか、それにしてはそれぞれの応援団もいるようではあるし。 http://www6.ocn.ne.jp/~tagawakn/sub19.htm 古代ギリシャが読めたり、ヘブライ語が読めるだけで…

エリック・ロメール死去

映画監督のエリック・ロメールが亡くなった。この人もフランスの映画監督としてはわかりにくい人。 蓮実重彦さんのお気に入りであるが、こういう人の作物がわからないとフランスがわからないのか、 といういやな気分にさせられることも昔はあった。 日本では…

日本辺境論

今日の日経新聞の夕刊にこの本の記事が出ていたが、ベストセラーになるには 女性読者を得る必要があるのだという。この内田樹の本も4割が女性読者だという。 なにやら、村上春樹本を思い出させる社会現象か。 それにしても女性が何がおもしろくてこんな本を…

David Levine死す

日本の新聞なんぞには出ないので知らなかったが、今日からはじまった 区立図書館でLe Monde を見ていたら2日付けの記事としてほぼ1面で載せていた。 やはりNYの新聞がいいが。83歳だったとは。 http://www.nytimes.com/2009/12/30/arts/design/30levine.html

新年まとめて

新年まとめて■2010年世界の英知が語る「第一部マネーの奔流はどこへ向かうのか」 この3人が世界の英知とは、情けない世の中になってきた。「危機を予測した、欧・米・中を 代表する3人の英知の言葉から、世界経済の行く末を見つめる。」だそうだが、危機を予…