2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

タカ派マドンナ

国際関係論東大法学博士で、こういう人がいるのを知らなかった。 小泉政権下の「安全保障と防衛力に関する懇談会メンバー」のひとり、 他の爺様連中のなかで紅一点、がんばっておられるようで。この懇談会という のはこのメンバーであればこの結論が出る、と…

業者としての大学産業

日本中にわけのわからない新設の大学が税金で乱立された理由がよくわかる。そして、こういう「大学」で 教員をやっている「知識人」が、左翼にならないのもよくわかる。以下産経新聞の記事「文部科学省から過去5年間に天下った幹部職員OB162人のうち、…

自民党の選挙ビラ

貧すれば鈍するというか、自民党が配っているピンクのちらしが共産党のチラシと似てきた。 チラシの表のタイトルが「知ってドッキリ、民主党これば本性だ!!」 「民主党には秘密の計画がある!民主党にだまされるな」 そして中身はなんなのかというと 1.…

女性を口説く加藤周一

懇意の女性が目の前で加藤周一に口説かれて激怒した人というのはだれだろう。 ここまで新聞に書くのであれば、もっと想像できるような書き方もあるかと 思うが、朝日の記者も気が利かない。 http://www.kamogawa.co.jp/moku/syoseki/0292/0292_syohyo_200908…

新政権下での日本経済

竹中平蔵が10月に保険会社のセミナーの講師をやるのだが、そのタイトルに驚いた。 「新政権下での日本経済」 自民党はこれをみて、文句をいわないのかしら。まだ、選挙は今週末だよ。http://www.tokiorisk.co.jp/seminar/management20091007.html

甘えの構造

毎日新聞の日曜書評(この人・この3冊)で青木保が土井健郎の「甘えの構造」ほか3冊を褒めている。 文化庁長官たるものが、既にこの論の怪しいことが広く知れ渡っているのに、それには触れずしかるべき評価を与えないというのは青少年のためにもいかがなも…

ラトルのブラームス

サイモン・ラトルとベルリン・フィルのブラームス交響曲4曲。日本版はCDのみならず、DVDを付けて6,000円。このDVD版で見た印象をいえば、ラトルの指揮はなんとなくフルトベングラーを意識したような感じであるが、出てくる音はそれほどどっしりしたものでな…

穂積生萩「折口信夫」虚像と実像

こういう本は教えてもらわないとまず読むことはないので、少しでもご紹介すべく、図書館で 借りてきた。(勉誠社、平成8年)この本は文庫化されないだろうから、以下に。 三島由紀夫賞をとり、最近筑摩から文庫本可された松浦寿輝「折口信夫論」が何箇所か話…

本の間の私信

古書を買って、私信がはさんであるときに、どのような持ち主がどのような人生を 送っていたのかわかって思わぬ 「コミガレ」の美学洋書の一斉放出の元に持ち主は、東京芸大教授のJ氏であることが わかったが、そのJ氏に元東大英文科教授の美学が専門のA氏か…

この人も新型インフルの犠牲者

河出書房の世界文学全集でメアリー・マッカシーの巻が出たので、手にとってみたら 1918年のインフルエンザ大流行で両親を失い、その後不幸な環境で育ったことが 書いてあった。日本語のウィキには記載がないが、 英語版ウィキ McCarthy was orphaned at the a…

都留重人と竹中平蔵

都留重人の晩年に朝日新聞のインタビューにこたえて、今大臣をやっている竹中平蔵君も孫弟子である、 ということを肯定的な意味で語っていて驚いたことがある。都留重人と同様に竹中平蔵という人も 経済学者としてのまともな業績あんの?東京12ちゃんねる…

美学関係一斉放出

正午「コミガレ」。お盆休みで田村書店なんぞは1週間休んでおるのに、こちらはガレージセール 継続中。本日、外に大量に並んでいるのは美学関係の学者さんの蔵書で、かなり古いもので、 しかも痛みが激しい。書き込みはともかくカビ対策等はちゃんとやっても…

ハイテク産業都市加賀市

森善朗元総理の石川2区は小松市と加賀市であるが、加賀市に「ハイテク」産業を誘致しているのをご存知ですか。 Buffalo に対抗している日の丸バソコン周辺機器企業であるIOデータの本社も加賀市ですし、幾つかのアダルトAVの企業の本社も加賀市です。 たとえ…

加藤周一自選集発刊

池袋ジュンク堂で岩波書店から出る加藤周一自選集10巻のパンフレットをもらう。9月17日第一回発売。編者は鷲巣力氏。これが出るということは本当の全集は出ないということだろう。逆にこれによって自選の対象とならなかった文章群が気になる。誰かそれをテー…

神保町ワンダーランド

そう、神保町の交差点から淡路町方面へ3軒か、4軒いったところの2回にこの名前そのものの古本屋はあった。そんなに広くない店内にどちらかというと今風に言えば、サブカルとか、幻想文学とか、アメリカ文学関係の洋書とそれほど多くない和書がおいてあっ…

復初の集い

8月15日は丸山真男の命日であるが、この日に毎年日々谷高校の星陵会館で、丸山をしのぶ人々が集まる会がある。小生はこの日は休暇を取って、午前中は靖国神社へお参りをしてからこの会に出席することにしていたので あるが、最近は公演者の魅力がもう一つで…

神保町を行く外国人

昔に比べると神保町を歩く外国人が多くなっているような気がする。レトロな東京として観光に来ているようなものもいるが、大胆にも店内に入って棚を眺めて本を探しているのも少なからずいる。 先週の読売新聞にハーバード大学で日本文学を研究しているアメリ…