ラトルのブラームス

サイモン・ラトルとベルリン・フィルブラームス交響曲4曲。日本版はCDのみならず、DVDを付けて6,000円。このDVD版で見た印象をいえば、ラトルの指揮はなんとなくフルトベングラーを意識したような感じであるが、出てくる音はそれほどどっしりしたものでなはい。このままではこの人もアバドのようになってしまうような気がする。
 レコード芸術の今月号の評価では小石忠雄氏は特選、宇野氏は2,3のみ特選。さすがに宇野氏はレコード会社のヨイショはしない。
 EMIの副社長のラトル絶賛記事も別のところに出ていたが、いくらグラモフォンから取ったといっても、そんなことをいっているとファンがそのうちそっぽを向いてしまうよ。
 ベルリンフィルを操れるような指揮者がいなくなってしまったということなのだろうか。
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NHKの政治討論会で石原都知事の長男が、民主党が進めるような直接金を与える子育て支援策が欧州でおこなれている理由として、フランスは階級社会で移民がふえ、バリでは観光客が行けないところが出てきているから、というようなことをいっていた。また、年金の説明で、国民年金基金では厚生年金と違って金を払ってくれる被雇用者がいないので、という風に「被雇用者」の意味を取り違えていた。