2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

亀山郁夫問題

亀山郁夫のドストエフスキー翻訳およびドストエフスキー作品解釈について 論議されていることを知った。これらを読む限り米川正夫訳以来の問題 を抱えているような印象を受ける。亀山郁夫訳『悪霊』に対するいくつかの批判を読んで 横板に雨垂れ http://yoko…

松丸本舗

東京駅前のオアゾにある丸善4回の松丸本舗は確かに訪れるに値する 本屋のスペースである。松岡正剛がテーマ別に選んだ本が個人の 書斎の棚のように並んでおり、普通の本屋にはまず並んでいないものが 多々陳列されている。 客にとってはある種の理想を実現し…

車中読書、チェリビダッケDVD

今朝、通勤電車内で岩波新書を読んでいる女性を見かけた。電車内で 本を読んでいる人がいるとついついどんな本を読んでいるのか気に なるのであるが、大体小説か、資格テストのテキストのことが多い。 岩波新書を読んでいる人は男性を含め、ここ10年以上見か…

今年のバカロレア哲学問題

Pour la série S Sujet 1 : Avons-nous le devoir de chercher la vérité ? Sujet 2 : Serions-nous plus libres sans l'État ? Commentaire de texte : Rousseau, Émile ou De l'éducation Pour la série ES Sujet 1 : Peut-il exister des désirs naturels…

黒いアテナ再々訪

ギリシャの総選挙が、緊縮派の勝利に終わったこととは何の関係もない話であるが。 「捏造された歴史」(●)を読むとこのマーチン・バナール「黒いアテナ」 部類に入るが、 肯定的な書評が日本では多い。 http://fujiwara-shoten.co.jp/main/ki/archives/2004…

南島論

吉本隆明の「言語にとって美とは何か」に、言語の起源として 海を見たときに「う〜」とか発語した、というようなことが 書いてあったが、これを見るとそんなこともあったのかも 知れないと思えるようになってきた。

オスプレイ

http://www.youtube.com/watch?v=XOK7nQb2Svo&feature=youtube_gdata_playerオスプレイはこうして墜落する。

映画5daysは・・

http://www.amazon.co.jp/review/R32ERE8IE84ARN/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=B006GH7DJM&nodeID=561958&store=dvd この映画がプーチンのロシアの現実を描いたものだと評者は思っているらしい。 だが、実際は反ロシアのプロバガンダ映画で、それも品質…

原発事故の賠償問題

http://homepage3.nifty.com/fcla/gakkai1.htm 米国のスリーマイル事故以降に起こった訴訟のサマリー。 60万件の賠償とあるが、実際訴訟になったものもこれで全部とは思えず、 さらに深堀が期待されるところ。 著者は損害保険会社の社員で、国内の民間損保の…

ブラッドベリとエイカ-ズ書店

水俣病の科学

西村肇「水俣病の科学」毎日出版文化賞受賞スピーチ 東工大の牧野淳一朗さんの日誌をみていたら、西村氏が原発の事故時の 状況について「現代化学」に書いておられるのを発見。ちょっとこの分析は? で牧野さんも「ご乱心」とかあり、最近のご著書もユダヤ人…

大英帝国万歳!!

http://www.nytimes.com/2012/06/06/arts/television/a-sea-of-network-giddiness-on-the-thames.html?_r=1&hp さすがカメロン保守政権の元での式典では、我が皇室と違って質素に、というわけにはいかないらしい。 日本のテレビニュースでも共和主義の式典反…

永福町ドエル書房の謎

http://www.dwellbooks.com/会社概要/ 堂々とした会社案内が。小川春夫社長のご尊顔も。2010年7月設立その後のブログには、白木店長による店の客への認知の苦労が語られる。 「ドエル書房は、最寄駅の井の頭線・永福町駅から徒歩8分。丸の内線・方南町駅か…

原文と比較してみた

猫猫先生の平川先生の論に対する不満。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/searchdiary?word=%CA%BF%C0%EE「だが、その対談をまとめた『<座談>書物への愛』(藤原書店、二〇一一)では、 私に関する部分は丸ごと削除されている。これでも、何も知らなかっ…

日本語の国際化?

http://www.lrb.co.uk/v07/n18/graham-hough/graham-hough-looks-at-a-collection-of-american-essays-which-allege-a-crisis-in-criticism-and-ponders-the-long-history-of-debate-on-literary-education 1986年6月にLRB に日本の今は亡き「英語青年」上に…

戦中の吉田秀和

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20101002/1285999150 これは山田耕筰と山根銀二の論争?についてのブログであるが、 おしまいに吉田秀和が左翼から批判されていることが記載されている。 吉田が共産政権が芸術家の創作に介入してくることについて慎重な物…