松丸本舗

東京駅前のオアゾにある丸善4回の松丸本舗は確かに訪れるに値する
本屋のスペースである。松岡正剛がテーマ別に選んだ本が個人の
書斎の棚のように並んでおり、普通の本屋にはまず並んでいないものが
多々陳列されている。
 客にとってはある種の理想を実現した本屋ではあるのだが、問題は
書店側にとっていつも客が少なすぎることだろう。
 東京のど真ん中といってもこの書店の意義を感じて訪問し、さらには
購入していくハードな読者層は限られているのではないか。いつ行っても
客が少なく、人ごとながら心配になる。丸善の業績不振に一役買っている
のではないのか、と思えるくらいである。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201206210319.html