村上和雄筑波大学名誉教授の名誉のために

 神田近辺に本社のある生命保険会社が顧客向けに開催した講演を聴く機会があった。
講師である村上和雄筑波大学名誉教授の話を聞いて、どうも分子生物学、遺伝子学の
科学者にしてはおかしいことをいっていたので、調べてみたらやっぱりカルトな人でした。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1141378085

この人の書いた本を高校生の「道徳」の教科書に使っている茨城県の高校教職員組合が問題視
している。
(ちなみにこの批判の論立てについて全面的に小生は賛成しているわけではありません。)
http://www.mito.ne.jp/~iba-kou/kikanshi/982.pdf

やっぱり、マッドドクターですよ。業績を上げた科学者が晩年に宗教がかったことを
言い出すことは時々あるようであるが、講談社もおかしな本を出さないほうがいい。
ところで、保険会社がこのようなカルトな人物を呼んでニューエイジめいた講演を
やっていいのかいな。
多分知らなかったのだろうな。

(6月14日追記)
TBSサンデーモーニングで村上先生がビデオ撮りで出演。全盲のピアニスト他、ハンディ
キャップのある人がある才能を開花させていることが「ハンディがあることによって
他の遺伝子が影響をうけているのではないか」とおっしゃっておりました。
外見はそれほどファナティックな人ではなさそうであるが。

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神保町の「正直な食堂」へ久しぶりに行ったら、ワンコイン500円料理の豚肉量が
減少し、生卵付きであったのがなくなった。やはり厳しかったんだろうな。残念。