2012年フランス大統領選挙に出馬予定の社会党員でIMFの代表が
夫婦でポルシェから降りるところを1ヶ月前に隠し撮りされ、
左翼のくせに贅沢をしていると週刊誌に書き立てられた。実は
このポルシェはこの政治家の車では無くて、彼のスポークスマンが
経済界の重鎮から借りていた車であったわけで、日本でも政治家の
秘書が企業から派遣されていたするのと似た状況であることが
ばれてしまった。

http://www.lepoint.fr/politique/parti-pris/04-05-2011-la-premiere-erreur-de-dsk-04-05-2011-1326513_222.php
それから1ヵ月後の日曜日の昼過ぎごろ、ニューヨークは
タイムズスクエアの近くのフランス系ホテルの一泊3000ドルの
スイートルームのバスルームから出てきたこの男は何をおもったか、
32歳のギニア出身の掃除をしにきた32歳のメイドを襲った。
 驚いた彼女はホテルのセキュリティに連絡をしたが、男は
4時40分発のエアフランスのファーストクラスでパリへ
既に逃げる手配をしていた。男は携帯をホテルに忘れたと勘違いし、
ホテルにないか、と連絡したため、警察に飛行場にいることを
つきとめられ、逮捕された。
 男は2008年にもアフリカ担当のIMFの東欧系の部下と関係を持ち、
ウオールストリートジャーナルにすっぱ抜かれて、職権を濫用して
関係をせまったのではないか、といわれたが、結局双方が配偶者
持ちでもあり、単なる浮気ということで終わってしまった。
 男はそれ以前にもフランスのテレビ局の仕事でインタヴューに
きていたこの女性を襲ったことがあることを彼女がその後告白
している。

 サルコジ大統領は最初の大統領選で保守派内の競争相手で
あったドヴィルパンを、武器輸出にかかわったという陰謀で
自分を追い落とそうとした、として訴え、そのためにドヴィルパン
は刑事被告人として大統領候補にはなれなかった。
 2012年のフランス大統領選は保守派、社会党、極右の3候補が
20%台の支持率で並んでおり、IMFでの実績もあるこの男がでれば
サルコジの再選は難しいといわれていたのであり、そのこともあって
陰謀説も出ているが、これまでの女性面での「実績」からさすがに
社会党内の仲間からも見放されているようである。
 笑ってしまうのは、Yes We KAHN なるT シャツを作って
自分で着ていたりしていることで、わが日本のYes We 菅を
思い出して笑ってしまう。

http://togetter.com/li/135041