9.11から10年

http://www3.nhk.or.jp/news/tokusetsu2011/0909_02.html
NHKの解説にしてはよくできている。

当時のブッシュ大統領は、国際テロ組織・アルカイダの犯行と断定したうえで、
テロとの戦い」に乗り出し、アフガニスタンイラクで2つの戦争に相次いで突入します。

結局、アメリカは、イギリスや日本など一部の同盟国の支持だけでイラクへの先制攻撃に
踏み切り、首都バグダッドは1か月で陥落し、フセイン政権は崩壊します

ところがブッシュ政権が喧伝した開戦の理由はまやかしでした。
フセイン大統領が拘束されたあとの捜査でも、▽大量破壊兵器の開発計画も、▽アルカイダ
とのつながりを示す証拠も結局見つかりませんでした。

ただアルカイダとの関連で言えば、フセイン体制を支えたバース党は、アラブ民族主義
社会主義を掲げ、イスラム原理主義を掲げるアルカイダとは「水と油」の関係でした。

イラクがそうした国だっただけに、アルカイダは開戦前からフセイン大統領をたびたび
世俗的すぎるなどとして、むしろ非難していたほどです。

そのアルカイダイラクに入り込んだのは、むしろ戦争でフセイン政権が崩壊した
あとのことでした。
イラクは、内戦状態に陥り、戦闘やテロに巻き込まれ、これまでに12万人を超えると
みられる民間人が犠牲になっています。
アメリカは、イラクを『テロとの戦い』の主戦場だというが、アルカイダアメリカが
連れてきたようなものだ。われわれは、自分の国がそんな戦場になることを選択した覚えはない」。
バグダッドで、人々からこうしたことばを聞くたびに、もっともなことだと感じました。

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自民党石原幹事長、「暴力装置」という言葉は知らなかったが、「歴史の必然」は知っていたか。
使い方がバカ左翼的で、笑ってしまう。

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3月20日に失敗学会が吉岡メモと称して、炉心溶融はない、と解説している。
何もわかっていない人が解説していたわけか。
http://www.shippai.org/images/html/news559/YoshiokaMemo8.pdf