Science.Po

http://www.lemonde.fr/idees/article/2012/01/25/sciencespo-honneur-et-deshonneur_1634247_3232.html

Science.Poの助教授の給料が時給5000円で20年間据え置かれたままで、文句をいったら
「ここで教えられるだけでも名誉だと思え」とかいわれたとか。卒業生が経済条件を含めた
社会的なステータスを得ていくのに比べたらえらい違いかと。
 そもそもこんなところで長い間教師をしているのが間違いなのかもしれない。経歴を作って次の実業界や
政界へ打って出るというのが、筋かも。そもそも学者を育てる学校ではないわけで、逆に俗世間と繋がって
いるところがフランスの強み。

 このグランゼコールをはじめとしたフランスのエリート養成のあり方を今年の大統領選のテーマにすべき、
といっているが、日本ではせいぜい東大が秋に入学式をやるかどうか、が世の中の話題になる程度。
 北海道大学政治学の先生が橋下大阪市長とテレビで論戦をして、学者バカをあぶりだしたことが
ネット上で話題になったが、だからもっとまともに現実に向き合う大学を改革せねば、という風にはならない。
 橋下市長のブレーンにも役人あがりだが、慶応大学の先生なんかはいるわけで、純粋培養では
浮世離れした学問になってしまうということもある