鶴見俊輔とハンガリー事件

「大池氏によると、一九五七年三月(臨時増刊)の『中央公論』で鶴見俊輔氏は、
ハンガリー事件に関して、「共産党政権もけしからんしソヴェトもけしからんと
思う」と述べつつも、「しかし世界民主主義の問題からすれば、あすこで
共産党が地歩を失えば非常に弱くなる。従ってソヴェトがあすこで軍事力
を発動して、押さえつけたのは正しいと思う。それはしかし、一応の支持で
あって、本質的に考えれば、相当誤ったものがあそこには含まれていると
思う」と語っていたそうな。」

大池氏は、ハンガリー蜂起当時、日本共産党茨城県委員会常任委員。
小島亮氏編『大池文雄著作集1954−61 奴隷の死』(ぺりかん社)がある。

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