文献目録の歴史

http://d.hatena.ne.jp/nikubeta/20120712/p1

「17世紀のはじめ頃から印刷された図書館の図書目録というジャンルが
現れます。ライデン大学は1595年に、ボドレー図書館は1605年に目録を
出版しました。
 文献目録(bibliography; 当初はbibliothecaとかlibrariaとか言われ
ていた)は古代、中世にも存在する伝統的ジャンルでした。最初の印刷
された文献目録は、1494年にトリテミウスが出した『教会の著述家たち』
(これ)で、彼が活動していたドイツの地の作者を重点的に扱っています。
1545年にゲスナーが出版した『世界書誌』は、ラテン語ギリシア語、
ヘブライ語で書かれたあらゆる書物を網羅しようというプロジェクトであり
、3,000人の著者の10,000冊の著書がアルファベット順に列挙されていました。
そこで彼は時と場所によって何が読まれ、何が忘却されるかはわからないの
だから、書物を忘却から救うためにはすべてを記載するしかないのだと述べ
ています。彼のプロジェクトに続き、その他の(たとえば俗語を対象にした)
文献目録が出されるようになり、17世紀半ばには文献目録の目録が出版されました
(これ)。」
 グーグルで(これ)と表示された過去の書籍がアップされているのに、改めて驚く。