安倍首相を取り巻く女性たち

http://www.reitaku-u.ac.jp/rc_center/ripess/ripess_info/20091211-2.html
さて、安倍首相の女性が活躍する日本の大運動である。
取り巻きにどういう女性がいるか、とみると5名の入閣した女性のなかなか
華々しき過去のご活躍をみると、気が滅入るが、今日大手町で開催されている
首相肝いりのシンポジウムが開催されている。
女性が輝く社会に向けたシンポジウム 女性の力を成長の源泉に
http://nwp.nikkei.com/waw/
パネリストにどのような人がいるか、とみてみるとこの山中 菀子
という自民党議員が出てきた。津田塾を出て、一応大学教授をやっていたようで、
ケンブリッジとかでも客員教授をやっているが、著書をみる限りどのような
国際政治の業績があるのか、不明である。ネットで検索して出てきたのが
麗澤大学とかで、講演した内容であるが、「両手の外交」とか称してなかなか
自民党的で、アジア情勢の認識も「北朝鮮が拉致を正当化している」といって、
なかなか凄そうな婆さんである。アフガニスタンに対する支援について、インド
洋上での給油活動から日本が撤退した際には、中国が変わりに給油するとの
見方もあり、そうなれば日本の存在は国際社会から忘れられる、というのも凄い。

ケンブリッジの教授や学生がどう思ったのか気になるところではあるが、
こういう人物を招いてご意見を伺っている麗澤大学というのもなかなかのものである。

IMF専務理事のラガルド女史は、日本の女性進出により成長率が0.1%増加し、家事や
介護業務をやる女性の移民を検討するべきだといっているが、フランスで女性進出が
進んでいるにもかかわらず低成長で失業率が高いことや、移民の増加が階層化を
はじめとする様々な国内問題を生んでいることについてどう説明するのだろうか。