神田古本まつり

恒例の神田古本まつり、先週から始まっているが、この3連休が
人手のピーク。昨日は雨模様で、今日も降りそうな曇り空だが、
なんとかもった。昨今の古本価格の暴落もあって、安いことは
安いが、昔ながらの値段をつけたままのものもちらほらあり。
歩いている人は様々であるが、常日頃は本などとは関係なさそうな
人生を送っている人も沢山ご来場いただいているようで、通りの
混雑は並みではない。すずらん通りの新刊半額をやっているブースで
靖国通りの並びの本とどう違うのか、店員に聞いている老人や、
青土社のブースで「現代思想」新本1冊800円を2冊1000円にしろ、と
無理筋の値引き交渉をやっている中年男性とか、眺めているだけでも
いろいろな人がいて面白い。
 すずらん通りのブースの狙い目は、毎年のごとくアスペクト青弓社
前者の写真集と後者の音楽書の新刊半額はよい。また、筑摩書房
今年は文庫新刊を半額以下にしてくれた。それに比べると定価で
打っている岩波書店の文庫なんぞは誰も見向きもしていない。
 明日の夕方に例年のごとく在庫処分の投売りがはじまるだろうが、
狙い目は幻戯書房の鴎外の遺産3巻15,000円。
果たして安くなるだろうか。