村上春樹は

以下はミヨシ・マサオ「抵抗の場へ」p288
「僕自身は村上はつまらない余興家だと思っています。彼は本当に、全く使い捨て可能な作家です。
 村上と僕はプリンストンで二時間におよぶ公開討論をしました。僕は「あなたは何も言うことがないのか。
 あなたの言っていることはつまらない。」と面と向かって言いました。彼は異議を唱え、自己弁護した。それは
 実際いじらしかった。村上春樹は、日本で誰も彼のことを真剣に批評しないことを不満に感じているのだろうと
 思います。だから、アメリカに来て、アメリカの読者を探しているのでしょう。」
 村上も相手が悪かったというか・・・。
 私が村上に興味をなくしたのは、「羊の冒険」以降であるが、本当にいやだと思ったのは文芸春秋に、今はなき
 安原ケンさんが自分の原稿を売ったことを書いた時だった。こんなことを公にばらすなんて最低の男だと思った。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
同書にはこの間クオーク理論でノーベル賞受賞の南部陽一郎さんとミヨシ・マサオが子供のときに一緒に映画を
よく見に行ったという記述も。南部さんはミヨシの長兄の友達で、7,8歳年上だったらしいが、長兄が映画嫌いで
代わりにフランス映画やドイツ映画を見に行ったらしい。