中井久夫論争
私も猫猫先生の中央公論2月号の書評も読んでみた。論文の初出と本になった時の記載の違いを見つけるなんて
さすが猫猫先生、驚いた。確かに、PSDTの世間での悪乗りぶりについて、中井久夫を批判する声をあまり聞かない。
丸山ワクチンについては、精神科医である、ということで内科医とは異なる点もあるかもしれない。フロイトが
非科学であっても、その論に意味があるか、どうかという問題と似ているところもある。
中井久夫さんは「「祈り」を込めない処方は効かない(?)」(「「時のしずく」)にも次のように書いているが。
「実際、祈りを込めない処方は効かないような気がするのは私だけではなかろう。これは心構えの問題であって超心理学の
問題ではない。」
「効きますように。副作用が出ませんように」と心の中でつぶやきながら処方箋を渡すときには何かが受け手に伝わり、
ひいては薬の効き目にも影響するのではないかと私は本気で思っている。薬は、その作用に心身が「賛成」するかどうかで
効力がちがってくることが少なくないと私は信じている。」
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