井波律子退官記念講演会

正午、田村書店。めぼしいものなし。
先日の宮崎市定全集100円本の所有者「伊藤」氏はどういう人だったのだろう。今日見てみるとすべて売り切れていた。

井波律子退官記念。こういう歴史的な出来事はやはり記録しておかねばならない。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2009/03/311-e6de.html
ところで、小生は井波先生の著書を何冊か所蔵しているが、通読したことはない。というか、通読できないのだ。
ある種の知識を前提に論が進められていて、いきなり読もうとした中国文学初学者にはいささかつらいものがある。
上記のブログにあるようは井波先生が3回生のときに中国の知識も無くいきなり吉川幸次郎の授業に出たときのような
気分になるのである。先生であった高橋和己の中国文学論には、読み手の貧しさがそのまま近づきやすさを奪うという、
ところはなかったが。