夜戦と永遠

同書の膨大な注釈の中で(1127)で中井英夫フーコー中傷について以下の例示の記載あり。
」「フーコーは、神谷さんがあれだけ真剣に取り組むほどの相手ではなかったように
 思えて惜しい」(記憶の肖像「精神科医としての神谷美恵子さんについて)
・「ポルポトは長期のフランス留学において異議申し立て世代に接触した、フーコー
忠実な精神的弟子である」(家族の深淵「学園紛争とは何であったのか」)

 著者の佐々木仲は後者について、「ごく公平に言って、中井久夫はここで冷静さを
失ってらしくも無い中傷を行っている。あの中井氏がである。」といっている。
小生は、前者については、神谷美恵子が治療薬発見後もらい患者の隔離政策の推進者を
長年神格化していたこと、それがほかならぬフーコーの翻訳者であったこと、そのことの
意味を中井は指摘すべきである、と思う。

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新聞業界が大赤字らしい。小生も国内の新聞の購読をやめて、半年だが、あまり
影響は感じない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090523-00000000-jct-soci

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ファラ・フォーセット・メジャーが癌を告白したドキュメンタリがアメリカで放送
されたという。ライアンオニールと結婚していたが、今は離婚して単なるパートナー
だという。テレビで見て抱いた感想はファラは62歳の年齢を感じさせない顔つきであるが、
ライアンオニールはこの年になるまでに無駄な時間をすごしたというような顔つきに
なっていたことだった。漫画家の石坂啓もオニールの顔つきのお粗末さに複雑な
思いを感じたとテレビでコメントしていた。