改宗について

昨年8月19日に加藤周一さんは上野毛教会で洗礼を受けられたということである。
徹底的な合理主義者である加藤さんが、亡くなる前に宗教に近づかれたというこ
どこかで、正宗白鳥キリスト教への改宗について書いておられた記憶がある。
トニー・ブレアが首相からリタイア後、カトリックに改宗して、ローマ教皇に会いに行った、
という話を聴いても、どこか人事に聞こえ、日本で話題になることは少ない。
小生の心の中では、彼のイラク戦争への加担の理由が蒙ひとつわかりにくいのとつながっている。
西洋人で改宗する人がいると、それほど真剣に考えているのか、とあらためて
自らのいい加減な生き方を反省させられるが。

中公新書の追加企画
「改宗者の系譜ー西欧編」「改宗者の系譜ー近代日本編」