加藤周一の対話者

まったくその通りということで、勝手に引用させてもらう。

「加藤氏がなくなって、大変さみしいですね。最近になって著作物が発刊されていますが、加藤氏のコアな部分を今後いかに継承してゆくのかが問題意識となっています。
生きているうちに聞いて置きたかったことがまだまだあったのでが、私以外の人が誰もそれを聞いてくれていないので、今となっては知るすべがありません。大変残念です。」
このReikoさんのおっしゃるとおり、晩年の(そういわなければならないのがつらい)加藤周一にさらなる対話者がいれば、どれだけ豊かなものが残されたかと思わざるを得ない。林達夫における久野収のような
打てば響くような、そして懐へ飛び込んで話すことが出来る対話者が。