図書館の貸し本屋化

区内の図書館で、村上春樹1Q84の貸し出し待ちが709名、そして区内での在庫は29冊。
どこの図書館にも1冊はあってもいいかとは思うが、買う価値もないと思っている読者が
そんなにいるのかと、印税をとれない村上春樹に同情したくなった。
先週の朝日新聞でノンフィクション作家の佐野眞一さんが公立図書館の貸本屋化を
嘆いておられた。そのインタビューのなかで、吉村明から生前財界の大物が吉村のファンで
近くの図書館で順番待ちで読んでいると聴かされて吉村があきれた、という話を紹介していたが、
それは恐らく吉村の作り話かと思う。
村上春樹宮部みゆきのような流行作家は自分で金を出して買って、さっさと「ブ」へ
売却せよ。