雑誌創刊号

昨日の古書会館即売会で「思想の科学」創刊号を落手。なんと100円。
ぺらぺらで横の人が棚から引き出し見ていたが、買わずに棚へ戻したので、
こんなものが出ていることがわかって定価を見たら安いので二度仰天した。
 その他にも「世界文化」とか、「知性」とか、名前を知っているが見たことも
ない雑誌の創刊号がまとめて出ていた。あまりにも状態がいいので、復刻本かと
最初思った。文芸思想雑誌の創刊号マニアが集めたのだろう。
 坪内裕三ではないが、雑誌をみているとその時代のある種の雰囲気がわかって
くるというのは本当だ。
 ところで、今回も60歳前後の外国人を見かけたが、あれは誰なのだろうか。

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日銀のデフレ対応に対するNew York Timesの反応
「キャプティブシステム、政治家に従属する中央銀行が金を供給し、政治家がその使途を考える。
本当の経済力である、ものづくりの個人経営者やそれを購入する市民がこれらの中で埋没する」
 確かに長期的にはそうで、亀井さんの懐が潤うのも確かなのだが、これしかない、というのも
確かだが、この土壇場で政府が短期的にやるべきことも理解すべきでは。
 それにしても長期的には明るい見通しはまったくない。

 日本の社会主義化か。All of this adds up to the further socialization of Japan
 健康保険改革でもさかんに社会主義だ、と叫んでいる人が多い国なので。

http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704107104574571204032272182.html

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坂の上の雲」第二回
夏目漱石は社交的すぎるのでは。山田美妙がそんなに英語ができたとは知らなかった。
しかし、明治国家が軍隊を最初に整備するというのは列強がそうしていたからというのも
そうであるが、お雇い外国人もどういうつもりで日本人に軍事技術なんぞ教えていたのか、
あまりそういう話は聞いたことがない。