冥誕

加藤周一「冥誕」(かもがわ出版)を本屋で見る。
お別れの会当日の朗読、朝日新聞、月刊百科、世界、等に掲載されたものの
集大成。こういう本も必要であるが、新しい論者による加藤周一論を期待していたので、
いささかはぐらかせられた気持ち。「わたしにとっての加藤周一」が引き続き出るよう
なのでこちらに期待しよう。また、江藤文夫氏を聞き手とした映画論があるようだ。
期待しよう。