妊娠した女性兵士

アフガンへ派兵されている米国女性兵士が4人ばかり妊娠、3名は父親がわかっているそうだが、
本国へ送還され軍法会議にかけられるとかのニュースをCBSが伝えている。女性人権団体が
抗議しているようであるが、麻薬の使用と同程度の罪とか。確かに避妊もせずに欲望のおもむく
まま行動しているような人はそもそも兵士としての適性が怪しいが、女性が兵士であること自体を
問題視していた上野千鶴子先生ならば、「問題外」とか言いそう。

                                                                                                                                          • -

人名の読み間違い
呉智英「バカにつける薬」P164 に「月の魔力」(藤原正彦訳)にジョン・ダンDonneの詩が引用されている
ところに訳者が「ドンヌ」と訳している例が出ていた。呉さんはこの詩が普通のアメリカ人には常識みたい
にいっているが、それも違うだろう。
 之を読んで、昔、山口昌男バシュラールの翻訳でヤコブベームヤコブ・ボエームと表記した仏文学者を揶揄した
ことを思い出した。(本の神話学)また、某保険会社系のコンサル会社の広報誌で、フランス人のコンサルタントが寄稿した
記事を訳者が政治学者レモン・アロンをレイモンド・アロンと訳していたこともついでに思い出した。
 よくわかりもしないことを知ったかぶりをして訳していると、知的レベルが分かる人にはわかってしまう例。