2010-06-19 近代書史 石川九揚「近代書史」(名古屋大学出版会)大仏次郎賞受賞 近代の作家書家の作品を取り上げ論じた大型本。 なかでもおもしろいのは霞ヶ関官庁の各省の看板を取り上げた 章。政治家が書いたものが多いのだがその馬鹿さ加減にこの 国の行く末を暗示するものがある。役人もこんな馬鹿なものを 掲げるのをやめさせるだけの教養がないのか。 例として上げてある国土交通省のものを以下に。当時の 大臣である扇千影の力作。