木下杢太郎1945

木下杢太郎1945年2月17日日記に以下の記述あり。
大東亜戦争は其の勝敗に対する危惧よりも、其の発端の理由が明らかで
なかったことを痛むものである。」 
 つまり、政府当局は、米英中蘭によるABCD包囲網に追い詰められ、自存自衛
のためにやむなく戦さをはじめたのだと盛んに宣伝しましたが、木下は
騙されませんでした。(鳥居民、著者インタビュー「本の話」8月号)

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山形県の名誉県民賞受賞に出てきた井上ユリ(米原万里の妹)をNHKニュースで
その顔をみたが、やはり姉妹だけに顔も似ていた。

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本日の甲子園の正午の黙祷の時間にスコアボードには「黙とう」と表示されて
いた。英霊たちはこのような日本に対してどう思うのであろうか。昨日の
倉本聡脚本によるTBSドラマ「帰国」はあまり出来がよくなかったが、それでも
こういう日本の状態をみて、ビートたけしが誰かを剣で刺し殺すのではないか、
というのはリアリティがあった。

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読売新聞の終戦記事でさすがに「従軍看護婦」は「従軍看護士」になって
いなかった。