C.クライバー伝

毎日新聞丸谷才一によるクライバー伝での指摘
「しかしこの本は彼の指揮姿の美しさに言及していないし、カルロス自身がその
ことをどう意識していたかにももちろん触れていないし、さらに、父エーリヒの
容姿についても述べていない。
 そこでわたしは、ひょっとすると息子は、自分の名声や人気はそれによるものが
大きく、父は純粋に音楽的に偉大だったと考えてひがんでいたのではないかと邪推
してみる。」