「みすず」読書アンケート特集

みすず書房のHPによれば既に2月1日には出ている恒例の
雑誌「みすず」新年号の読書アンケート特集号を買いに
神田神保町岩波ブックセンターへ。会社帰りで7時近く、
ひょっとするとこの店は7時で閉店する恐れもあり、
神田淡路町の地下鉄駅から急いで書店外へ。既に7時近く
でもあるため、同誌がありそうな東京堂へふくろう店も
含め除いてみるが、見当たらぬ。大丈夫か、東京堂
 なんとか7時前に岩波に到着し、2冊購入。1冊は郷里の
M君へのプレゼント用。
 帰りは、白山道りを北上し、死亡事故のあった東京ドーム横の
遊園地を通って後楽園駅へ。遊園地は休園であったが、ネオンは
そのまま、寒い光で照らし出されていた。樹木に光が下へ
流れ落ちるようなライトアップがしてあって、まるで涙が
滴り落ちるような風景であった。
 さて、毎年恒例の読書アンケートであるが、昔に比べると
アンケート回答者の役者の格が下がっているような気がするのは
私だけか。ここの挙げるべき本は、その年に読んで感心した
本を他人様にもご紹介したいというのが筋かと思うが、既に
評価が定着した古典や名著をさも読んでみましたとばかりに
挙げている学者さんがすくなからずいるのはシラける。

黒岩比佐子さん「パンとペン」をあげているのは、名和小太郎
原武史鎌田慧、松尾尊充、石原千秋、長谷正人、最相葉月
巽孝之、丘澤静也、の各氏。
・フランス文学者松島征氏、レヴィ・ストロース「悲しき熱帯」の
川田順三訳を「訳文のこなれが悪くて(直訳調)、フランス語の原文を
読むよりわかりにくい」その前の室訳もひどかったが・・・