2011-10-03 戦場のエロイカ 「戦場のエロイカ・シンフォニー」ドナルド・キーン 藤原書店 キーンが戦中に捕虜となった日本人兵士とベートーヴェンの 三番のレコードをハワイの捕虜収容所で聞くことが本のタイトルとなっている。 このときにキーンと一緒に聞いた日本人捕虜がその思い出を戦後 書いているらしいが、キーン自身はこの時の演奏が誰のものか書いていない ことである。この本は聞き書きなので、対話者がそういうことに反応する 人であれば、当然聞き出していたはずで、残念。候補としては誰か。 トスカニーニか、ワルターか。