戦場のエロイカ

「戦場のエロイカ・シンフォニー」ドナルド・キーン 藤原書店
キーンが戦中に捕虜となった日本人兵士とベートーヴェン
三番のレコードをハワイの捕虜収容所で聞くことが本のタイトルとなっている。
このときにキーンと一緒に聞いた日本人捕虜がその思い出を戦後
書いているらしいが、キーン自身はこの時の演奏が誰のものか書いていない
ことである。この本は聞き書きなので、対話者がそういうことに反応する
人であれば、当然聞き出していたはずで、残念。候補としては誰か。
トスカニーニか、ワルターか。