みすず読書アンケート

ようやく神保町は信山社で2012年1月・2月号を購入。
東京堂でないか探したが、改装工事中で、少なくとも店頭にはなかった。
エスカレータをつけて、カフェを入り口につくるらしい。カフェといえば
小宮山書店の後ろの駐車場に新ビルが建ち、1階がカフェサンマルクに
なっていた。
　「みすず」「読書アンケート」で検索してもまだ今年の分について書いて
いる人はいないようだ。
今年はやはり震災と原発関連の本をあげている人が多いが、中には？の人たちも。
中沢新一「日本の大転換」や山本義隆「福島の原発事故をめぐって」をあげて
いる人が多いが、前者はオカルト中沢いい加減にせんか、というたぐいの本で
あるし、後者はいまさらね、という感じ。（まさかみすず書房への配慮では
ありませんよね。）こんな本に関心しているくらいだとやはり日本の原発は
止められなかったのだと思ってしまう。上野千鶴子に至っては「今年は原発
関係の本をたくさん読んだ。」らしいが、身内の社会学院生の本をあげては
いるが、加藤尚武「災害論」をあげないのは手抜き。
　私的メモとしてとりあえず目を通すべきリストを以下に。
・ジョン・W・トリート　グラウンド・ゼロを書く
・　Benoit Peeters Derrida
・松本一弥　55人が語るイラク戦争
・ジョン・ダウアー　昭和
・ローラ・ハイン　理性ある人々力ある言葉
・池澤夏樹　春を恨んだりしない
・加藤典洋　小さな天体、３・１１
・二宮宏之著作集
・ロバート・L・ハイブローナー　入門経済思想史、私は経済学をどう読んできたか
・山野井泰史　垂直の記憶
・藤井貞和　源氏物語の始原と現在
・黒岩比佐子　パンとペン
・小沢信男　小沢信男さんあなたはどうやって食べてきましたか。
・輪島裕介　創られた「日本の心」神話
・ナオミ・クライン　ショック・ドクトリン
・ウルリヒ・ベック　危険社会
・高草木光一　連続講義
・Jonathan Israel Radical Enlightenment
・ルイ・メナンド　メタフイジカル・クラブ
・大和田俊之　アメリカ音楽史
・エーファ・ヴァイスヴァイラー　オットー・クレンペラー
・竹村和子　愛について
・橋口幸子　珈琲とエクレアと詩人
・N・バンセル他　植民地共和国フランス
・國分功一郎　暇と退屈の倫理学
・水野千依　イメージの地層
・武藤洋二　天職の運命
ああ、くたびれた・・・