2014-03-09 女流作家とキリスト者 「他人のことをあまりわるく書きたくないので、一言だけ。 (しかし、一言だけでも、やはり書き残しておかねば ならない、とてもきびしいこと)。受洗するや、キリスト者 として宣伝し、そのあともそれをずっと続けた女流の書き手の 人を、二人、私は知っている。売名と信仰とが結びつくなんて、 びっくりする。」 (高橋たか子「この十年に目にとまったこと」この晩年という時 講談社2002年) この高橋がいう二人のうちの一人は曽野綾子であると思うが、 もう一人はだれだろうか。