グリーンスパンと論理実証主義

日本経済新聞に連載されたグリーンスパンの自伝に、「当時私は、ある考え方に惹かれていた。経験論の極端な形の一つで、論理実証主義と呼ばれていた。要は、事象を直接観察できなければ、それは存在しない。概念的な土台がないという考え方だ。」(1月8日)え、経験論と論理実証主義?。これが出た時におかしいという人がいたという記憶がないが、日本の哲学者とかは日経なんて読まないにしても、経済学者だって多少は反応してもいいんじゃない。彼の自伝の大本の本ではどう書いてあるのかしら。ソロスとカール・ポパーというのはまだ説得力ありますが。どうもこのグリーンスパンという人は若い時のアカデミズムの基礎教育があやしいというのが私の認識ですが。長年にわたるアメリカ経済の運営も、野生的と運のなせるわざということで、サブプライムバブルの張本人ということで、評価が定まるのでは。