ブックオフ傾向と対策

 地方へ出張に行くとそこのブックオフへ寄ってみる習慣がついてしまった。田舎へ行けばひょっとすると掘り出し物があるかという淡い期待でいくのだが、現実はまったく逆のことが多い。地方の文化的なレベルをそのまま見せ付けられるようで悲しくなってくる。ブックオフチェーン全体で本の流通や交換をいくらかはやっているのだろうが、東京と異なってたまには難しい本でも買ってみて、結局読めずに本の価値もわからずにブックオフへ売り払うというような層がいないのだ。
 東京で105円本となっている村上春樹なんかが地方では定価の半額のままで並んでいる。文化の伝播も時間がかかるのだろう 。