大統領候補の好きな本

CBSの夕方ニュースのKate Couricのインタビューでオバマとマッケイン両候補のFavorite Book を聞いている。
オバマは最初に「私を作った聖書」、それからトニー・モリソンの「ソロモンの雅歌」。加えてシェークスピアハムレットやリア等の悲劇だという。
一方、マッケインはヘミングウエイの「誰がために鐘はなる」。
さて、アメリカン・マインドを継承しているのはどちらか。ブッシュの愛読書はなんだったのだろう。

http://features.csmonitor.com/books/2008/10/29/mccain-obama-share-their-favorite-books/

ところで、わが日本国総理の愛読書はサンデーか、マガジンか、ジャンプか。 日本の総理に愛読書を聞くという習慣はあまりないのはどうしてか。
聞いてもしょうがないという声が聞こえてくる。

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追記:11月2日のNYTの書評に「How to read like a President]という記事あり。ニューズウィークの編集者がコラムを書いているのであるが、オバマやマケインが本とドウかかわっているか、さらに詳しい記事あり。
http://www.nytimes.com/2008/11/02/books/review/Meacham-t.html?_r=1&oref=slogin

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昨日の日経新聞書評に若桑みどり聖母像の到来」あり。千葉大学へ博士論文として提出されたものという。こんな本がビジネスマンが読む新聞の日曜日の書評にでるというのも世界中で日本だけの現象だろう。Financial Times にも時々思い出したようにハイブロウの書評は出るが、美術史の博士論文はなかなかでない。この書評がでてもせいぜい2000部くらい売れればいい方か。若桑さんも猫猫先生にいろいろ言われて博士号くらいはとっておかねばとおもったのかしら。
 読売新聞にも田中純氏が書評あり。「評者には著者が美術史に援用するジェンダー論が、今までややドグマティックに見え、違和感をかくせなかった。しかし、本書にはそれがない。」