大統領の陰謀

 NHKのBS映画劇場で「大統領の陰謀」をやっていた。昔見たときはもう一つリアリティが感じられなったが
このニクソン政権下での事件が歴史の中での位置がはっきりしたこともあり、ワシントンポストの出だしの
調査過程がおもしろかった。
 ところで、ダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードが扮する二人の記者が、議会図書館である人物が
最近借り出した本のタイトルを調査するシーンがあるのだが、図書館司書が簡単に図書貸し出しカードを渡して
しまうので、驚いた。二人はその後図書館内で大量のカードの中から、この人物がどのような調査をしていたのか
突き止めようとするのだが。
 また、共和党の委員会のメンバー宅を回って情報を取って歩くのも日本の記者と変わらないだろうが、そんなに
簡単にしゃべるものだろうか、またそのような重要なことを多数にわかるように行うのであろうかという、不思議な
気がした。仮にそうであれば、随分ずさんな話で、そういう大雑把なところはいかにもアメリカなのか、とう
感じである。