ミッシェル・コルボがやってくる

今年も5月のフォル・ジュルネにローザンヌの合唱団体とコルボがやってくる。今年はついにバッハ特集。
4日のロ短調ミサ、5日のマタイ受難曲の切符を昨日買いに行ったら後者は空席ほとんど無し。仕方なく、
2階の前の方の席にしたが、つらいかもしれない。一昨年のフォーレ、昨年のシューベルトの時は、一階でも
半分も聴衆が入っておらず、5000人の会場でよくやるよ、という感じであったが、今年は違っていそう。
コルボも脚をひきづって指揮台に出てきており、いつまでも日本にこれるか、どうか、わからない。
夜中近くに宗教曲を聴いてそのまま静まり返った丸の内、大手町近辺を歩いて帰ると、いつもの現実が
異なって見え、不思議な感じがして好きだ。
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オバマが疲れ始めている。AIGのボーナス問題でスピーチしていた映像をみると眼の下が窪んでいた。
AIGボーナス問題はそもそも成果主義とかいっておバカな短期的な評価制度をつくり、煽ってきた
阿呆な経営者に責任がある。そういうことをやっていれば人間がどう行動するかわかりきったことで、
欧米の経営者も常に火事場泥棒みたいなものだな。
「この問題で、グラスリー上院財政委員会共和党筆頭理事はラジオ番組で「(同社幹部が)辞任するか
自殺するかしたら、若干わたしの感情も改善する」と発言、不適切ではないかと波紋を呼んだ。」
 もはや職業と倫理なんて論じるのも虚しい。宗教と職業倫理を真剣に?論じていた人もいたが。

まだ追加が。
(CNN) 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)幹部への高額賞与問題をめぐり、
上院議員が「(AIG経営陣は)日本企業を見習って自殺しろ」と示唆した発言が波紋を呼んでいる。

発言の主は共和党のチャールズ・グラスリー上院議員。地元アイオワ州のラジオ局WMTとのインタビューで16日午後、
米国企業は日本企業を見習うべきだと力説。「日本の場合、(失敗した企業経営者は)謝罪する前に自殺
するのが普通だ」との自説を展開した。

グラスリー議員はCNNの取材に応えて17日、自殺発言はたとえで言ったまでだと弁明し、「もちろん自殺してほしいとは
思っていない。ただ、日本企業のような態度が米国の企業にも欲しいと思った」と話した。

「(日本では)株主や納税者の信頼を裏切って経営を悪化させた企業経営者が深々と頭を下げ、謝罪し、
遺憾の意を示し、反省し全責任を負う」と同議員は言い、「このような謝罪、遺憾、反省の言葉はわが国では
聞いたことがない。米国の企業経営者の口からも聞きたいものだ」と述べている。

 バブル期の責任を感じて銀行の経営者では自殺した人はいたが、保険会社で切腹した経営者は日本でもいなかったよ。
保険金の不払い問題で営業停止が続いた時もひとりもいなかったのだが。アメリカ人に買いかぶられているな。
とっくの昔に武士道は廃れている。