無慈悲なアメリカ

いくら説明されてもわからないのがアメリカの医療保険問題だ。無保険の人間が2割もいて、貧乏人は死ねと同じ国民にいっているのであるからして、この国のエリートとか、金持ちをどう考えればいいのか。共和党が市場原理にまかせれば、最適状態になるという
 市場の失敗を認めない限り、人間が生きる道は無い。無慈悲な状態を救うのは善意だけではなく、理性である。国民皆保険社会主義かどうかは問題ではない。最低の生を保証できない国家に忠誠を誓えといっても無理だ。
 ひょっとすると共和党アメリカはブラジル化、つまり富者が貧者からいつ襲撃されるかわからない生活を強いられる社会、を望んでいるのかもしれない。