コルボ「ロ短調ミサ」

フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(長いね)国際フォーラム。21:20開演23:25終演
5000人の会場に4500人近くいただろう。前から7番目の席であったが、それでもソリスト
音がようやく耳に達するくらいで、後ろの席では良く聞こえなかったのでは。
 思えばコルボのバッハとは30年以上の付き合いだが、カール・リヒターのような突き詰めた
表現ではなく、安らかに死を迎えられる表現で、疲れた時にも昔はよく聞いたものだ。
 録音で聞きなれた音楽も、実演では各パートがどのように活躍するか、よく分かった。
終演後、コルボがそれぞれのパートの奏者を褒め称えていたのもむべなるかな。
 最後の曲では声楽ソリスト4名が音楽の高まりに衝き動かされるように体を左右に
振りながら合唱していた。
 明日のマタイはもっと混みそうだ。