神田古本祭り6日め

すずらん通りの出版社各社の割引販売は毎年助かるのだが、ここでなければ個人で買いにくい本も
多い。もちろん価格設定もそうなのだが、こんな本が出ていたのかとあらためて発見する本も多い。
 未来社の本なんて普通の本屋にはならんでいない。大型書店でも新刊コーナーに並んでいない。
岩波と同様買取制度をやっているからなのだろうが、カタログや新刊広告だけで見つけ、購入に
至ることはほとんどない。こういうことをやっていて人文書が売れないといっていても、そりゃ
うれないでしょう、とでもいうより仕様がない。坪内祐三さんがいっていたように、みすず書房
晶文社のコーナーのあるちょっとした書店はあるかもしれないが、未来社のコーナーのある書店
なんぞ都内でもないのでは。

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この漫画図書館の開設は麻生太郎や文部省への強烈なあてつけか。
今や、故人の蔵書をまとめて引き取ってくれるところはほとんどないらしいが、明治大学
林達夫文庫以来の快挙。
ところで明治大学さん、この地図の「白山通り」の記載はまちがっていませんか。
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/visiting.html