愚行権礼賛

　小生はノンスモーカーで、無神経な周囲の喫煙者からは迷惑を掛けられ不快な思いを
させられたことが多いので、喫煙者が減ること自体は歓迎である。しかし、彼らが
ひっそりとどこかで喫煙の楽しみを享受していることまで弾圧しようとは思わない。　
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/efab983a0f4c6a6200cd6d3f24db4860
「なお、巻末にある「協力」は、江戸時代の風俗に詳しい研究者個人として時代考証を
お願いしたものです。「たばこと塩の博物館」やその運営母体である日本たばこ産業
株式会社と、この作品の企画意図との間には、一切関係はございません。」
　しかし、福音館の個人・団体からの圧力に負けて、出版物を回収する対応は、やはり
ＪＴと組んで掲載したことが明らかになり後ろめたかったとしか、考えられない
ような気がするが。
　ムーミンやルパン三世も喫煙者が登場するので弾圧するのか、とか言っている人も
いる。フランス映画なんてカフェや街角での喫煙シーンが多いのでカットしろ、という
運動も始まるかもしれない。昔の出版物を再刊した場合、「この作品には現在の社会的規範からは
差別語と思われる不適切な表現がありますが、・・・・」とかいう表記が奥付けの前にあることが
多いが今後喫煙シーンがある出版物や映画･ドラマは同様な文章を載せることになるのだろうか。
　こういう弾圧が進めば、殺人や窃盗等の犯罪を表現した物は犯罪を助長するので
すべて弾圧すべし、表現し公開されてはならない、という理屈にいきつく。悪も
表現するのが芸術なのだが、善行ばかり、しかもあやしい誰かが決定した善行ばかり氾濫する
社会はどこかの独裁国家ではありそうな話だ。この国の人民の顔は喜びに満ち溢れています・・・・。
　そういえば医者であった加藤周一先生も喫煙者であった。今から10年以上前にお茶の水の
総評会館で日高六郎とかと一緒に講演会があった時に、休憩時間に通路のソファに座って
おいしそうに一服されていたのを見て驚いたことをなつかしく思い出す。

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小沢幹事長が普天間基地移転先として下地島を候補に。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000000-maip-pol
　この島は確か先日池澤夏樹が、移転先候補先として朝日新聞であげていた島。この島で
決着がついてしまうと、いままでもたもたしていた岡田外務大臣や鳩山首相は一体なんだった
のか、ということになってしまう。