森有正とセカチュー

またNHK片山恭一による「森有正」の再放送をやっている。
(知る楽:こだわり人物伝)
この人はセカチューで売れたあとで、森有正の著作に接した
らしい。300万部も小説が売れて、世の不条理を感じたのかも
しれない。「森が」「森は」と番組の中で敬称略で言っているが
確かに歴史的人物になりつつあるのであるから、それでいいと
いえばいいのだが、小生にとっては「森有正」か「森さん」で
ある。この人に孤独とか、死とかいわれても大半の人はしらける
だろうに。 NHKのプロデューサーは正気で、セカチューの読者が
森有正の読者になると思ってこの番組を作ったのだろか。

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「『文藝春秋』2007年10月号において、近年の全面的禁煙運動の高まりに対し
「異質なものの徹底排除という原理主義的な雰囲気を感じる」とし、
「たばこの害や副流煙の危険は証明されていない」といった主張を展開する
とともに「禁煙運動はナチズム」と言及した。
これに対し日本禁煙学会は「たばこの副流煙に害が無い」とする養老の
主張について、公開質問状を送付した」
という情報があったが、養老先生は答えたのだろうか。

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平凡社から「白川静読本」が今月出るようであるが、「大航海」に掲載
された猫猫先生の文章は掲載されていないようだ。東大中国文学との
確執とかおもしろかったが。

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猫猫先生天皇制批判の常識」P181に安部・麻生元総理の学歴と頭の
悪さの関係を指摘し、「もちろん二人とも、私のこの予想には見事に
応えてくれた。そして東大卒、スタンフォード大は博士号の鳩山由紀夫は、
国連で英語でちゃんと演説している。」とあるが、ロンドンスクールオブ
エコノミクスにご遊学されていた経験のある麻生元首相も国連において
英語でちゃんと演説しておられます。

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中国で室内スキー場を作る計画がすすんでいるらしい。日本でもバブル期に
西船橋でこういうものをつくり、そのうち取り壊してしまったことを
知らないのかね。いつ中国経済が破綻するか。