三省堂春の古書市

神保町三省堂古書市へ。特に特色のない店ばかり。隣のビルでやり始めた古書街?の
方がまだ個性のある店が多い。それに品揃え以上に少し割高。買っている人もいたが。
新企画は歓迎であるが、まだ詰めが甘い。

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 久しぶりに池袋ジュンク堂へ。
猫猫先生訳「浮雲」が1階の目立つところに10冊ばかり。どうしたことか、
3階の文芸書のところには置いてない。
 80歳前後の老夫婦が4階の人文書新刊コーナーで新刊を二人で物色して
おられるのに出当たった。老夫婦が書店を訪れ、しかも固い本のところで
会話を交わすという光景に生まれて初めて出会ったような気がする。
海外の本屋でもこういう光景に出会ったことがない。夫婦で本屋へいく
という文化はどこでもないのか。
 そのあとこのご夫婦を同書店内の喫茶コーナーでもお見かけした。

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同様に不思議なのはクラシックCD屋の客層で、ほとんどが男性。
特にディスコユニオンとかの中古CD屋の客で女性の姿を見ること
は少ない。見かけたときは思わず、いかなる人なのか、観察してしまう。
 ピアノのおけいこをしているのは女性の方が多いだろうに、音楽
鑑賞はしないものなのか。そういえば、中学とか高校の音楽の教師は女性が
多かったが、音楽大学を出てピアノを弾けるが、どうみても音楽を
愛しているようには見えなかったな。

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NHKの大江健三郎インタビューの録画しておいたものを見る。
顔つきがますます河馬のようになってきた。耳の大きさにも
驚く。どこかで俺の悪口をいっていても全部聞いているぞ。
「晩年の仕事」としてのその創作意欲に感心している人も書評などに
見受けるが、本当にこれが一生を作家として生きてきた人の「晩年」の
総決算なのか。小生は父親のことを書いた「水死」にもあまり興味がない。
あとに続く世代が全集を読んで、それの影響下で何か創作する
ということはないのではないか。 それでも「水死」はそれなりに
売れているようであるが。
 この作家の死後に全集は出るだろうが、「ノーベル賞をとった日本人作家」と
してだけ歴史に残るだろうと思う。

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吉川洋東大教授を罵倒する尾辻自民党参議院会長
 経済諮問会議でどのような対立があったのか。社会福祉抑制が自民党政権をつぶしたか。 
http://www.sanspo.com/shakai/news/100312/sha1003120530010-n1.htm

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裏切られた教授とはこの人か。
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/members/data/uchino_tadashi/