小田実全集の欠落

講談社から出る小田実全集の評論の部に昭和53年に書かれた
「「北朝鮮」の人々」とか北朝鮮関係のものが入っているのかが
気になっていたが、どうやら抜けているようだ。
http://odamakoto.jp/literary/index.html#dbook-critic
 小田の文業を断簡零墨すべて載せるとするとこんな分量では
すまないはずだから、「全集」とは名ばかりで、せいぜい「小田
実集」のものではないか。生前本人がその作を否定したものまで
含めて初めて「全集」だろう。そうでなければ歴史の偽造といわ
れてもしようがない。この全集を監修しているらしい鶴見俊輔
どう思っているのか。