憂い顔の「星の王子様」その2

加藤晴久さんがP136 で「新訳の訳者を含めて、広く世間の人々を惑わせたと思われる珍説」が書いてある「「星の王子さま」をフランス語で読む」の著者加藤恭子さんはこういう経歴です。(同姓同名の方はアナウンサーとか、金沢大がk教授とか、いらっしゃいます。)英語とフランス語の世界で活躍されているようですが、フランス政府奨学生であるくらいですから単に小銭稼ぎの手抜き仕事をやっただけということですか。
加藤恭子(かとう・きょうこ)
昭和4年、東京生まれ。昭和28年、早稲田大学文学部仏文科卒業と同時に渡米・留学、ワシントン大学修士号。昭和34年、フランス政府の奨学金を受け同国ナンシイ大学に留学、翌年再渡米してジョンズ・ホプキンズ大学大学院へ。昭和40年、早稲田大学大学院博士課程修了。昭和48年から上智大学講師、平成7年から上智大学コミュニティ・カレッジ講師。
現在、(財)地域社会研究所理事、「加藤恭子ノンフィクション・グループ」代表。専門はフランス文学。
著書に『「星の王子様」をフランス語で読む』(ちくま学芸文庫)、『日本を愛した科学者――スタンレーベネットの生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞ジャパンタイムズ)、『日本人を知らないアメリカ人・アメリカ人を知らない日本人』(共著、阪急コミュニケーションズ)、『アーサー王伝説紀行』(中公新書)、『老後を自立して――エイジングと向きあう』(共著、NHKブックス)ほか多数。