2009-01-01から1年間の記事一覧

レヴィ・ストロース死去

土曜日の深夜に亡くなったようだ。100歳。合唱。 「神話学」4巻への批判を聞いたことがないのだが、死後には出てくるのだろうか。 France2の3日夜8時のニュースではトップで放送。日本の新聞メディアは電子版で伝えているが、テレビは何も伝えていない。 htt…

新聞を読まない総理

小生も新聞の購読をやめたので、他人のことは言いたくないのだが、以下の話題はあまり話題に ならなかった。この総理はもちろん前のあの方。日本経済新聞2月27日夕刊 ・衆議院予算委員会27日午前、民主党逢坂誠二議員の質問 「一国のトップリーダーが『私は…

神田古本祭り6日め

すずらん通りの出版社各社の割引販売は毎年助かるのだが、ここでなければ個人で買いにくい本も 多い。もちろん価格設定もそうなのだが、こんな本が出ていたのかとあらためて発見する本も多い。 未来社の本なんて普通の本屋にはならんでいない。大型書店でも…

坪内祐三氏講演会

神田古本祭り5日目 東京堂書店6階4時から90分。 ・坪内さんの著書の売り上げは1万冊くらいで、心地よい数であったが、最近減ってきている。 ・大型書店でそれなりに棚を作っているところも今の店長がいなくなる5年先を考えるとどうなるかわからない。 ・書泉…

神田古本祭り4日め

神保町交差点の「本の回廊」は角のスーツセレクトにとっては店の前がふさがれるので 迷惑だと思うが、よく協力しているのには感心する。 ここで丸山真男集17巻が2万円、岩波鴎外全集38巻が5000円で出ていた。洛陽の紙価は 下がるばかり。 - wikiの次の記載は…

神田古本祭り2日め

本日も快晴で屋外古本屋回りに絶好の日。 前日に買おうかと迷った本を探しに行く。 ハイデッガー・アレント往復書簡集(みすず書房)はやはり売り切れ。 みすずの本も半額ならばどんどん売れる。

神田古本祭り

台風一過の晴天のもとで今年も神田古本祭り。 どうしてこんなに人出があるのだろうと思うくらい。 確かに安いものやあまり見かけないものがある。 - 国際フォーラムでも武器輸出三原則を見直せ、とかいっているが、フランスでは過去の武器輸出の政府の秘密を…

国際フォーラム意見広告

日経新聞などに先週一面広告を出している。ご意見はそういう筋なのか、という程度のもの。 署名者のなかにはこういうものに賛同したりするのか、と驚くような人もおり、団体としては 到底同じ船に乗り合わせないような人が一緒に評議員になっていたりする。 …

亀山継夫最高裁裁判長

足利事件の再審を認めなかった最高裁裁判長。TVのインタビューで何も感じないとのたもうている。 通常人であれば、心苦しいとか、残念であるとか、いうもんだろうが。

グーグル書籍DB化

ところで誰がこれをデータベース化にしたのだろうか。アルバイトをたくさん雇ってスキャンした? - 反グローバライゼーションのフランスのジョセ・ボベの娘24歳マリー・ボベーが欧州議会の議員になろうとしている らしい。こういうのは2世議員といわないだろ…

弔辞

2009/2/21「お別れの会」弔電・垣花秀武(元東京工業大学教授)朗読NHKアナウンサー・国井雅比古さん。 「加藤周一君よ。君が亡くなってしまって、僕は悲しい、と同時に寂しい。僕たちは旧制第一高等学校で同じ理科。随分と近所に居たが、君は既に旺盛な文藝…

ETV特集「須賀敦子 霧のイタリア追想」

日本に帰ってきてから、エマウス運動で廃品回収の活動をしていた彼女がイタリア詩の翻訳者として 登場するまでの期間が謎だ。池内紀のいうようにイタリア人の陽気さにある深い宗教性がわかるかどうか、 日本に帰ってきた須賀さんがかえって孤独感を感じると…

勝目梓「小説家」

猫猫先生が傑作としてあげていた勝目梓「小説家」が講談社文庫となったらしい。 教えてもらわなければ絶対手に取らない著者であるが、楽しみ。

死刑囚永山則夫

先週日曜日のNHKETV特集、「死刑囚永山則夫 獄中28年間の対話」 獄中結婚した人が居ることは聞いていたが、今回どうしてそのような選択をしたのか、本人の口から 聞いてその理由がよくわかった。単に奇矯な女性もいるものだというようなイメージしか世間的に…

正直な告白

前にも書いたフランスの文化大臣フレデリック・ミッテランであるが、ロマンポランスキーを弁護したがゆえに 昔のタイでの少年買いを蒸し返されている。 日本のマスコミで報道しないのはどうしてか。 http://d.hatena.ne.jp/temjinus/20091010

書かれざる江藤淳論

江藤淳死して10年。いまだまともな江藤淳論さえ出ない。 没後、影響力が衰え、人々が忘れるのも早い。 一体どういう仕事が後世まで残るのか。 漱石論も中途半端に終ってしまった。 小林秀雄にももちろんなれなかった。 同時代の作家の評価ややり取りはその作…

本棚が倒れて

この間の静岡の地震で、本の下敷きになった女性が死亡したが、今後は普通の書店で 倒れた本棚の下敷きに。こんな話はそれこそ聞いたことがない。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000637-yom-soci

ホルショフスキーの奇跡

パイオニアがついに生産中止したとかいうレーザーディスクの最終機を手に入れ、昔のLDを見直していたら 昔ソニーから出ていたホルショフスキーのドキュメントに出会った。これは確か最初にテレビで放映されたものに 追加映像をつけてLDしたもので、当時発売…

記者クラブって何

亀井静香という人は、馬鹿を装ってなかなかのものだ、ということがわかった。 マスコミもこういう人を相手にすると、どこまで本当で、どう対応すればいいのか、 よくわからないだろう。モラトリアムも当初言っていたような阿呆なものでは なさそうで、金融庁…

ノーベル文学賞受賞者決定

誰がノーベル文学賞を取るか、という話題にはほとんど関心がないのであるが、今年の受賞者はドイツ人作家、ヘルタ・ミュラーさん。村上春樹だとか、いっている日本国の連中はなんなんだ - 石原慎太郎の『わが人生の時の時』が出たとき、新聞の書評で石原の天…

フランスの大学教師の待遇

フランスでも大学教員の身分は不安定のようだ。大学教師研究者の公務員は58000人。 高等教育の教師の26%23000人はは有期限での採用. この記事によると月給が20万にも ならん人が多いようだ。フランスは授業料が無料とか、教育に税金を投入して…

書物の消滅?

経済学者の池尾和人が4月20日の日経のコラム「蔵書管理の混沌、抜け出すには 完全電子化」で次のように電子化すれば本はいらなくなるといっている。 「電子ジャーナルの出現によって(主として英文の)学術誌は心理的抵抗感なしに 捨てられるようになった…

東大法学部学士入学

中川正一死す。56歳。 また、遺伝子論が勢いを増しそう。病死というより事故死か。 どのような政治主張がある人かと思って、Wiki を見てみたが、言っていることややっていることは 鈴木宗男とかわらぬ。今テレビで江田憲司が「東大法学部から興銀のエリート…

オリンピック騒動

2016年のオリンピック開催都市を決めるプレゼンが行われたらしい。 MXテレビのアナウンサーが、ブラジルのルラ大統領がポルトガル語で演説したことが「どうなん でしょうかね。」などといっていた。 英語がわからないということがどうしたというのだ。ルラの…

木村盛世の言うことを聞け

昨今の新型インフル騒ぎはリスクとそれにふさわしい対応振りかどうか、あやしいが、 今日の「週間文春」の阿川やす子との対談で厚生省の技官である木村盛世さんが、 表も裏もなく率直に語っている。 ・ワクチンの輸入に反対して国内の中小メーカー4社に独占…

Lucyが死んだ

ビートルズの Sgt.Peppers の名曲Lucy in the sky with diamond のLucyさんが なくなった。 Lupus という免疫不全の難病で46歳の若さである 67年にこの歌がリリースされた時にBBCが麻薬がらみの歌であるとして放送禁止に したことをはじめて知った。この…

蔵書数

谷沢永一 2万5000冊、山口昌男 4万冊、植草甚一 6万冊、草森紳一 7万冊 多ければいいというものでもないが。買いたい本はかってしまったという猫猫先生も書庫は必要ですね。 書物を周りに置くことの悲しみはここにある。 http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanag…

昔の過激派、だから?

池田信夫氏が東大経済学部の柴田徳太郎教授が「革マルの活動家として内ゲバを推進していました (手を出したか不明)」から学者研究者としてだめだ、さらに(9月13日17時34分)東大教授である ことがけしかわらん、とまでいっている。 http://blog.goo.ne.jp/…

崩れる本の下で

中島敦「文学禍」 アッシリアの博士が地震のために崩れ落ちた粘土板の下に埋まって、文学を呪いながら圧死するという のがあった。 先般静岡の地震で一人暮らしの女性が崩れてきた本の下で圧死した事件があった。新聞記事では 雑誌などで天井まで本があった…